【伝える力】説明力・表現力を高めるための「伝わる神法則③言語情報」
■相手に自分の思った通りの言葉のニュアンスが伝わらない。
■色々言葉を考えてから話すけど、なかなか相手に伝わらない。
★自分の思った通りの印象で相手に言葉を伝えるテクニックがあります!
★言葉選びが下手でも相手に伝わりやすくなる方法を解説します!
最後はコミュニケーションの中の約7パーセントを占めている言語情報です。
伝わる神法則概要、伝わる神法則①、伝わる神法則②を見ていない方はそちらを先にご確認ください。
ここまでの内容を確認して言語情報って重要度かなり低いのね!と思っていなかったですか?それは大きな間違いです!
【言語情報】は縁の下の力持ち
コミュニケーションの中の約7%を占めている言語情報
その占める割合は小さいものの、言語情報はコミュニケーションの土台となる最重要の情報です。たったの7%ですが視覚情報や聴覚情報を支える縁の下の力持ちなんです。
理由は簡単です。コミュニケーションのスタートは言語情報だからです。
例えば感謝を伝えるときに笑顔(視覚情報)だけで伝えられますか?無理ですね!
まずはスタートとして「ありがとう」という言葉(言語情報)を声のトーンを高くして(聴覚情報)声を出して、笑顔で(視覚情報)伝えることによって初めて伝わります。
つまり言語情報なくしてコミュニケーションは成立しないわけです!
言語情報の力を最大限に発揮させる
ここでもう一つ大切なことに気づきます。視覚情報と聴覚情報のテイストを言語情報に合わせることが重要だということです。
例えば
イチゴのショートケーキを想像してください。
甘いスポンジの土台、その上に甘いクリームと甘酸っぱいイチゴが乗っている。これが一番美味しい素材と組み合わせですよね!
トークも同じです。ポジティブな言語(言語情報)の上に乗せるのはポジティブな声(聴覚情報)とポジティブな表情(視覚情報)です。
全てのテイストがいい感じに揃って初めて言語情報が良く伝わります!
一方、甘いスポンジ(言語情報)、その上に辛いカレールー(聴覚情報)、生魚(視覚情報)が乗っている、、、、想像しただけで、、、
言語にボディランゲージや声のトーン・スピードを合わせる意識を持とう!
言語情報はテクニック次第で視覚情報や聴覚情報にチェンジできる
言語情報はテクニックを使うと視覚情報や聴覚情報にチェンジさせることができます。
つまり7%の力しか持たない言語情報がその他の93%の力を持つことができるということです。ではテクニックを具体的に見ていきましょう。
言語情報を視覚情報に変換するということは、話す言葉を字で書いて見せるのか?
確かにパワーポイントなどを使う場面では多少効果はありそうですが、もっと手軽で良い方法があります。それは相手の頭の中に言語で視覚情報をぶち込むことです!
その方法はイメージ化です。
要するに言葉でイメージを伝えて相手の脳内の想像で見てもらう方法です。
例えば近所のケーキ屋のショートケーキを説明するとします。
<言語情報のみ使った場合>
「家のすぐ近くにあるケーキ屋のショートケーキは大きいし、イチゴも新鮮で満足感がすごいある」
<言語情報を他の情報に変換した場合>
「家から2分くらいトコトコ歩いたところの薄暗い路地裏にある古民家的な外装のケーキ屋のショートケーキは、26cmのスニーカーくらい大きくて、イチゴも中からジュワーっと滝みたいに果汁が出てくる新鮮な艶のあるイチゴで満足感がすごくあります」
どうでしょう。前者より後者は頭の中に映像が出てきたと思います。これはより具体的に視覚情報になるような情報を言語で説明する事によって相手の中にアプローチしたということです。
さらに気が付きましたか?実は聴覚情報にも変換しました!「トコトコ」や「ジュワー」のいわゆる擬音です。擬音を入れることによってさらに聴覚情報による臨場感が伝わり、相手に話を想像してもらいやすくなります。
相手の頭の中に絵を描くように、音を流すように、具体的な言葉を使って話してみよう!
以上の通り、言語情報を視覚情報や聴覚情報に変換する簡単なテクニックで話が見違えるように上手くなり相手にも一層伝わりやすくなります。言語はコミュニケーションの中のたった7%だと侮らず、どうしたら言語情報の機能を一番活性化できるか常に意識しながら話をしていきましょう!