【残業よサヨナラ】仕事の効率を飛躍的に伸ばす仕事計画術(タイムボクシング)
■毎日残業がつらい。仕事を効率的に終わらす方法はあるのかな。
■仕事の計画を立てるのが苦手…
★残業を減らす仕事の計画を立てるテクニックが分かります。
★具体的なステップで誰でもできる計画術を解説します!
参考論文:Aeon B, Faber A, Panaccio A (2021) Does time management work? A meta-analysis.
残業よサヨナラ!タイムボクシングで仕事効率アップ
残業は社会人にとって避けられないものとなっていますよね...私も残業は嫌でしかたありません...でも、もし残業が減り、仕事がスムーズに進む方法があるとしたらどうでしょう?大切なプライベートの時間を取り戻すことが可能になりそうですよね!
時間を取り戻すその方法は「タイムボクシング」です。この方法を使えば、効率的に仕事を進めることができ、自分の自由な時間を増やし、幸福度が爆増しますよ!
今回はタイムボクシングの魅力とその活用方法について、一緒に探求していきましょう。
あなたはなぜ残業が増えているのか?問題の原因を探る
仕事の効率が上がらず、残業が増えてしまう原因は何でしょうか。実は原因はあなたではなく、人間の本能なのです!
ではその原因と考えられる人間の本能「パーキンソンの原理」を考えてみましょう。
この原理は、「仕事は与えられた時間いっぱいに膨れ上がる」というものです。
例えば、もともと30分程度で終わる資料作成に計画段階で1時間の時間を設定すると、その1時間を使い切るように資料作成をしてしまうということです。皆さんが忘れないようにこの原理を言い換えておくとこのパーキンソンの原理というものは「時間の無意識な無駄遣い病」です。
つまり、タスクに時間制限を設けないと、仕事は無意識的に無限に時間を消費してしまいます。こうした問題を解決する鍵が、「タイムボクシング」にあります。
【タイムボクシング】仕事効率を劇的に改善する方法
タイムボクシングとは、仕事やタスクを時間で区切って管理する方法です。一定の時間(例えば1時間)を設定し、その時間内で特定の仕事に集中します。この方法は、タスクに費やす時間を予め決めることで、集中力を高め、時間を無駄にすることを防ぎます。
つまり、タイムボクシングを言い換えると「タイムBOX仕事計画法」
例えば1日の仕事時間を6時間に設定します。その6時間を1時間単位のボックスに分けます。そして各ボックスに何をするか決めて入れていきます。
- 9:00-10:00 メールの確認返信
- 10:05-11:05 企画書の作成
- 11:10-12:10 会議
- 13:00-14:05 資料作成
- 14:10-15:10 雑務(コピー業務など)
- 15:15-16:15 メールの確認返信
(小休憩5分、昼休憩50分で設定)
このように時間の箱を作って内容を割り振ることで、時間内での集中力が高まります。
タイムBOX仕事計画法のポイントは次の3つ
- 時間になったら必ず終了すること
- 重要タスクは最大1日3つまでにすること
- 1日の中でなるべく違う内容のタスクをミックスすること
特に大切なのは最初の「時間になったら終了する」です!中途半端なところでもです!これで「時間の無意識な無駄遣い病」を完全にブロックできます。必要なものはタイマーです。
また重要タスクは最大1日3つまでにすることで予定に余裕を持たせ、1日の中でなるべく違う内容のタスクをミックスすることで高い集中力を一日中維持することができるようになります。
私もこの3つを意識するだけで劇的に仕事の効率が上がりました。具体的な時間数でいうと1週間あたり約8時間程度早く仕事を終えることができました!
まずは1日だけ「タイムBOX仕事計画法」で計画を立ててみよう!
「タイムBOX仕事計画法」のメリット
「タイムBOX仕事計画法」のメリットは3つあります。
1つ目は、仕事の量が時間に合わせて調整されるので、集中力が持続すること。
2つ目は、時間の箱を確保することで無駄な時間をなくせること。
3つ目は、時間の見える化で計画感やコントロール感が生まれ、心にゆとりが持てることで幸福感が上昇すること。
以上のように、限られた時間の中で作業を行う「タイムBOX仕事計画法」は、残業を減らすための仕事計画にぴったりの手法です。
タイムBOX仕事計画法のプラスαのコツ
タイムボクシングを実践するコツは2つあります。
1つ目は、1ボックスの時間は45分から1時間にすること。これが人間の集中力の限界時間だからです。そして人間がその仕事内容の仕事時間を予測できる時間感覚は1時間以内だと言われていることが理由です。またボックスの間に5~10分程度の短い休憩を取ること。これで次のボックスにも集中できます。
2つ目は、過去のBOXを参考に時間を設定する。人間の「なんとなくこれくらいの時間で終わるかな」の感覚は非常に不正確ですので、感覚で決めるのはナンセンスです。
よって、実際その仕事でどれくらいの時間を使ったか簡単にメモを取っておいて、そのメモを参考に次の時間設定すると、より正確な計画が立ちます。つまりタイムBOX仕事計画法を継続すればするほどデータが集まり、より正確な計画を立てる能力が付くわけですね!
この2つのコツを守ることで、さらに効率的な仕事計画が立てられます。
「タイムBOX仕事計画法」を繰り返し、データをメモして蓄積しよう!